株式会社エアネット

自社サービスで提供するマネージド専用サーバサービスのNASオプションのストレージとして採用されたZettaSuite

株式会社エアネット(本社：東京都品川区)は、1996年に開始したISP(インターネット接続サービス)事業を皮切りとして、データセンターを利用したサーバシステムの構築・運用サービス、クラウド型メールソリューション「ALL in Oneメール」、自社開発の飲食店向けに特化した予約管理システム「リザーブキーパー」を中心としたビジネスクラウドなど、ITサービスの領域において事業を拡大してきました。「マネージド専用サーバサービス」では、堅牢なデータセンター環境を利用し、お客様のサーバシステムを24時間365日対応で、安定的に運用。サーバ1台から複数台構成まで、障害に強いフルマネージドホスティングサービスをご提供しています。また近年では飲食店様の「予約台帳」をデジタル管理することで、予約状況や顧客情報を「見える化」して、全社で共有する「リザーブキーパー」のサービスも展開していますこの度、同社のサービス向けにZettaSuiteを導入していただきました。(2020/02/07)

導入いただいた製品: サーバホスティングの用途では、顧客の申し込み・解約が発生するたびにボリュームの追加・削除・拡張が行われるため、これをサービス中に安全に実施できることが必須要件。

ご導入前の課題: サーバホスティングの用途では、顧客の申し込み・解約が発生するたびにボリュームの追加・削除・拡張が行われるため、これをサービス中に安全に実施できることが必須要件。

ニューテックを選んだ理由: 製品が以下の条件にマッチしました。・NASヘッドの冗長構成がとれること・ボリュームの追加・削除がサービス影響なく実施できること・容量の拡張・縮小がサービス影響なく実施できること

株式会社エアネット

株式会社エアネット(本社：東京都品川区)は、1996年に開始したISP(インターネット接続サービス)事業を皮切りとして、データセンターを利用したサーバシステムの構築・運用サービス、クラウド型メールソリューション「ALL in Oneメール」、自社開発の飲食店向けに特化した予約管理システム「リザーブキーパー」を中心としたビジネスクラウドなど、ITサービスの領域において事業を拡大してきました。
「マネージド専用サーバサービス」では、堅牢なデータセンター環境を利用し、お客様のサーバシステムを24時間365日対応で、安定的に運用。サーバ1台から複数台構成まで、障害に強いフルマネージドホスティングサービスをご提供しています。また近年では飲食店様の「予約台帳」をデジタル管理することで、予約状況や顧客情報を「見える化」して、全社で共有する「リザーブキーパー」のサービスも展開しています
この度、同社のサービス向けにZettaSuiteを導入していただきました。

導入した製品

導入した製品Zetta Suite

導入いただいた製品はZettaSuite Z300シリーズで冗長構成のヘッドに４TBの3.5インチハードディスクを搭載しています。

製品の使用用途

今回導入を決定していただいた田中取締役が製品の使用用途について教えてくださいました。
「弊社のマネージド専用サーバサービスのNASオプションで提供するストレージとして使用しています。具体的には、WEBサービスでご利用頂いているお客様のWEBサーバ間で共有するデータ用のストレージや、メールサービスでご利用頂いているメールアーカイブの長期保管用ストレージでの利用が多いです。
大容量を安価で提供する必要があるため、NASディスクを容量単位で提供する形をとっています。WEBサービスではもちろんですが、メールアーカイブでも、長期保管用ではあるものの、お客様側の監査などで過去5年間程度のメールを検索する可能性があるため、ある程度のアクセス性能も求められています」

お選びいただいた理由

製品の条件として当社に以下のご要望をいただきました。

NASヘッドの冗長構成がとれること
ボリュームの追加・削除がサービス影響なく実施できること
容量の拡張・縮小がサービス影響なく実施できること

当社より最終的にZettaSuiteをご提案させていただき導入に至るわけですが田中様は以下のようにお話くださいました。
「ZettaSuiteを検討する前に、XFSファイルシステムのストレージを評価しましたがボリュームの削除を行う際に、極端なI/Oレスポンスの低下が発生し実用に耐えないと判断し、急遽ZFSファイルシステムを採用しているZettaSuiteへ変更することとしました。弊社の用途では、顧客の申し込み・解約が発生するたびにボリュームの追加・削除・拡張が行われるため、これをサービス中に安全に実施できる必要がありました。なお、従来からOSSで構築したZFSストレージを使用していましたのでZFSの操作に慣れていた、ということも判断の後押しになりました」
当社ではボリュームの削除が頻繁に行われる事を想定しておりませんでしたが同社の検証によってZFSの新しい優位性を認識する事ができました。

運用状況について

田中取締役

当社の購入前の製品貸し出しサービスをご利用いただきましたが田中様は以下のようにお話くださいました。「導入前に十分に検証を行っていたこともあり、スムーズに運用出来ています。既に、ボリュームの追加・削除・拡張なども実施していますが、いずれも期待どおり、他のI/Oに影響なくオンラインで実施出来ています」
また、ZettaSuiteはDRAMとSSDを使ったARC（Adaptive replacement cache）アルゴリズムを採用していて大容量のSSDを搭載する事で性能向上を図っていますのでほとんどのお客様が性能面でもご満足いただいていますが田中様も以下のようにお話くださいました。
「ZettaSuite導入前に運用していたZFSストレージでは、NFSアクセス性能が非常に低かったのですが、ZettaSuiteでは、SSDキャッシュを構成に含めたことで、NFSでのアクセス性能が期待以上に向上しており、サービスの品質向上につながりました」

1GbE、10GbEからInfiniband、100GbEまでの各種高速ネットワークのオプション追加が可能で、強化されたネットワーク環境にも対応可能となっています。また、拡張筐体を併用することでペタバイトクラスのストレージを安価に構成することが可能です。

今後の展開

今後の展開については以下のとおり非常に前向きな回答をいただきました。
「別のデータセンタでも、旧ZFSストレージが稼働していますので、こちらも順次入れ替えを検討しています。また、筐体外へのバックアップや、DRサイトへのレプリケーションなども今後検討したいと思っています」(田中様)
ZettaSuiteはレプリケーションやメトロクラスター構成も可能なので今後も継続的にご提案してまいりたいと思います。

2020/02/07