ZettaSuite
ZFSを採用したエンタープライズシステム
ZettaSuiteは、エンタープライズレベルのSDS(Software Defined Storage)環境のためにデザインされた、ZFSおよびLinuxベースのストレージソフトウェアで構成しています。
信頼性と拡張性、さらには高速性をあわせたユニファイドストレージとしてご利用いただけます。
製品情報インデックス
- 製品について
- 製品サポート・ダウンロードなど
主な特長
Z200/Z300デュアル・ヘッドのコントローラによる高可用性
デュアルヘッドの2ノードクラスタを構成することで、一つのコントローラが故障した場合にも、フェイルオーバーにより他方のコントローラがSMB/CIFS、NFS、iSCSI、FCのサービスを引継ぎます。
また、ストレージプールによる高機能なボリューム管理は、ストレージユニットを追加することによる拡張を容易にします。
Z400 NVMe SSDを搭載
Z400は、サーバユニットにNVMe SSDを搭載することで、超高速なストレージボリュームを提供します。
NVMe(Non-Volatile Memory Express)は、フラッシュSSD向けに設計されたストレージインターフェイスの規格です。IOの並列処理性能が大幅に向上し、低レイテンシーの優れたパフォーマンスが実現されます。
無制限に取得可能なスナップショット機能
ZettaSuiteでは、スナップショットをほぼ無制限に取得できる機能を有しています。上限を気にせずスケジュールを柔軟に作成できるため、直近の状態の保存、また、一月前の状態を保持しておくことも容易に可能となります。
共有ボリュームにあるデータを意図せずに消去・上書きした場合にも、過去のデータを参照して戻すことが可能です。
ロールバック機能により、スナップショットより後に加えられたすべての変更を破棄し、ファイルシステムをスナップショット作成時の状態に戻せます。ボリューム全体を過去の時点に戻す必要が発生した場合にも、対応が可能です。
遠隔地へのデータ転送も可能にするレプリケーション機能
ZettaSuiteのレプリケーション機能は、同一筐体内の異なるボリュームへの複製、異なる筐体間(LAN/WAN)のボリューム複製が可能です。
スナップショットによって取得された、変更のあったデータブロックだけをレプリケーション先に転送するため、データ転送量を減らし、レプリケーションを高速に行うことが可能です。
ZettaSuite 製品ラインナップ
製品ラインナップは以下の通りです。
ストレージプール
ハイブリッドストレージによる高性能大容量の提供
ストレージプールは、DRAMメモリ、SSD、HDDのハイブリッドで構成されます。
ARC(Adaptive Replacement Cache):ZettaSuiteのストレージヘッドに搭載した大容量のDRAMは、ストレージプールの超高速なリード/ライトの1次キャッシュとして動作します。
ZIL(ZFS Intent Log):ライトキャッシュとして機能する大容量DRAMのデータの保護をSSDで提供します。
L2ARC(Level 2 Adaptive Replacement Cache):SSDを読み取り用の2次キャッシュとして使用します。1次キャッシュに収まらないデータに対しても、ランダムアクセスを高速化させます。
Disk Storage Pool:HDDで構成します。安価かつ大容量のストレージボリュームを提供することが可能です。
大容量ボリュームを安全に運用可能なファイルシステム
ZettaSuiteで利用されるファイルシステムには、大容量のシステムを安全に運用するための機能が備わっています。
変更されるデータは、既存のデータ・ブロックを上書きしないで、変更データを含む新しいデータブロックを作成します。その後、新しいデータに対する新しいポインタと変更されたデータ・ツリーを指す新しいマスター・ブロック(UberBlock)が作成されます。その時になって初めて、新しいUberBlockとツリーの使用に移行します。
ディスクに新しいデータと以前のバージョンのデータを保持できることでスナップショットなどのサービスが効率的に実装できるようになっています。
エンド・ツー・エンドのチェックサムにより、発見されにくいデータ破損も未然に防ぎ、破損したメタデータによるシステム障害を回避することが可能となります。データの自己修復では、データ・ブロックに障害が検出されると、ミラー化されたブロックで即座にそのブロックを修復できます。
メトロクラスタ
筐体間ミラーとフェイルオーバーによる冗長性の提供
筐体間のボリュームをミラー構成することにより、システムの冗長化を提供します。フェイルオーバーにより、メンテナンスやもしもの障害においても、クライアントへのサービスを継続することが可能です。SMBとNFSのNASのフェイルオーバー、また、iSCSI/FCのフェイルオーバーにも対応しています。
仕様
ZettaSuite Z200
NASヘッド -標準構成2台
モデル
Z200 NASヘッド
形状
EIA 2Uラックマウント
インターフェース
1GbE/10GbE/100GbE/FC(16Gbps)/InfiniBand
NASヘッド -標準構成2台
モデル
Z200 JBOD
形状
EIA 2Uラックマウント
搭載ドライブ数
24台:2.5インチ(SSD/SAS)
ZettaSuite Z300W
NASヘッド -標準構成2台
モデル
Z300W NASヘッド
形状
EIA 2Uラックマウント
インターフェース
1GbE/10GbE/100GbE/FC(16Gbps)/InfiniBand
Z300W JBOD(ストレージ筐体/増設シェルフ) -標準構成1台
モデル
Z300W JBOD
形状
EIA 4Uラックマウント
搭載ドライブ数
57台:3.5インチ(ニアラインSAS)、2.5インチ(SSD/SAS)
ZettaSuite Z400NV
モデル
Z400NV
形状
EIA 2Uラックマウント
インターフェース
10GbE/100GbE/FC(16Gbps)/InfiniBand
搭載ドライブ数
24台、2.5インチ(NVMe SSD)
ソフトウェア仕様
ベースOS | Linux |
---|---|
ファイルシステム | ZFS |
アーキテクチャ | 64-bit |
接続方式とストレージプロトコル | Ethernet 1Gbps、 10Gbps、 40Gbps、 100Gbps |
iSCSI、SMB/CIFS、NFS | |
FC | |
データ保全性/可用性 | ZFS 256-bit block level checksums |
Mirror標準構成(RAID10相当)、RAID-Z1(RAID5相当)、RAID-Z2(RAID6相当)、RAID-Z3 | |
非同期レプリケーション | |
HAクラスタ : アクティブ-アクティブ、アクティブーパッシブ | |
データの自己修復(Self-healing against silent data corruption) | |
データ最適化機能 | 階層型キャッシング |
無制限スナップショット | |
無制限クローン(書込み可能なスナップショット) | |
シンプロビジョニング・オーバープロビジョニング | |
インライン圧縮 | |
インライン重複排除 | |
管理機能 | WebGUI(英語) |
メール通知機能 | |
サポート環境 | VMware、 Microsoft、 Citrix、 Linux、 RHEL、 MacOS、 XEN、 OpenStack |
価格表
Z200・SAS
型番
容量
標準価格
NZSAN300G21SSN2JDS
300GB×21
オープン
NZSAN600G21SSN2JDS
600GB×21
オープン
NZSAN1.2T21SSN2JDS
1.2TB×21
オープン
※保守契約につきましては、営業部までお問い合わせください。
Z300W・NLSAS
型番
容量
標準価格
NZSAN004T57NSN4JDS
4TB×57
オープン
NZSAN008T57NSN4JDS
8TB×57
オープン
NZSAN010T57NSN4JDS
10TB×57
オープン
※保守契約につきましては、営業部までお問い合わせください。
ZN400NV・NVMe
型番
容量
標準価格
NZSAN001T24NVN2JDS
1TB×24
オープン
※保守契約につきましては、営業部までお問い合わせください。
この製品の保証内容
- DR対策
- ホストEther
NL_SASディスク - ホストInfiniBand
NL_SASディスク - ホストFC
NL_SASディスク - ホストEther
SASディスク - ホストInfiniBand
SASディスク - ホストFC
SASディスク - ホストEther
SSD - ホストInfiniBand
SSD - ホストFC
SSD
- 80PLUS GOLD
- 80PLUS PLATINUM
- RoHS
- 保証3年
ユーザーズマニュアル
更新日
文書名
2020/08/24
リカバリーファイル
更新日
ファイル名
※ZettaSuiteにはニューテックで公開しているインストールイメージのみご利用いただけます。
NAS OS・ソフトウェア情報
更新日
ファイル名
2021/03/29
2021/03/29
2021/03/29
2021/02/18
2021/02/18
2021/04/20
2021/02/22
2021/02/22
2021/02/22
2020/10/23
2020/09/27
サポート情報
掲載日
内容
2021/12/27
OS・その他のFAQ
- 製品全般に関するFAQはこちらをご覧ください。
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