学校法人 東北芸術工科大学
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映像編集の教育環境を支えるストレージシステム Vess R2600fiD
学校法人 東北芸術工科大学は、東北の地に根ざした、芸術とデザインの人材育成の場としてそのユニークな存在が注目されています。
現役の有力映像クリエーター多数を教員に迎え、実践的な教育を重視した同校映像学科では、アニメーション、映画、CG、写真といった映像メディアに横断的に触れ、単なるソフトの使用方法にとどまらず、シナリオ製作、撮影、編集、試写までを学ぶ環境を用意しています。
映像学科では以前より重視している映像製作の教育環境として、今日の映像編集を考える場合に欠くことのできないApple社製ワークステーション、サーバーを使用すると共に、実際の編集現場業務レベルの作業にも対応できる高速ファイバチャネルストレージを組み合わせたファイルサーバーを運用していました。
今回この実習環境の機材更新に伴い、設計、施工を担当した東通産業株式会社では、新規のストレージ機材としてニューテックが提供するデュアルコントローラー 8G Fibre Channel RAID装置『Vess R2600fiD』を御採用いただきました。 8ドライブ×2の構成を取る事で、ストレージ側では十分な性能を用意し、サーバー室から教室への10Gb Ethernet 帯域をフルに使用する1100MB/s台のR/W 操作を行うことができました。データ量の大きな映像製作において、ストレスの少ない作業環境を作りあげています。
今回の環境構築を担当された、東通産業株式会社 村田健太郎氏は以下の様にコメントしています。
「直感的に扱えるWebGUIと大容量HDDを組み合わせた『Vess R2600fiD』を使うことで、今回の環境構築作業を問題なく進めることができました。コストパフォーマンスの高いNSAS HDDで組んだストレージ性能は、8ドライブのパリティ構成でも8G Fibre Channelの帯域を満たし、2系統で10Gb Ethernetの帯域を十分に上回ることができました。
映像分野での高性能ストレージの利用は、作業の効率化を果たすこと事以上に、学生のイマジネーションを妨げない創造的な環境を作ることができます。容量・価格的にも手頃な『Vess 2600fiD』は予算が限られている教育関係や、小規模な映像編集・製作環境の構築に適しています。」
Vess R2600シリーズは、8G FC、RJ45 10GbE、SFP+ 10GbEに対応したデュアルコントローラー構成RAID装置となっています。NSAS、SAS、SSD の多様なデバイスを混在実装でき、FC(モデルfiD/fiS)、iSCSI ターゲットとして動作すると同時に、NAS動作も行う柔軟性を兼ね備えています。小~中規模のビジネスマーケットにおいて、映像用途のみならず広くお客様ニーズにこたえられます。
Vess R2600シリーズとThunderbolt2対応ソリューションについて
Apple社の製品ラインナップ変更により、現在ではPCI Expressカードを実装できるマシンが存在せず、ファイバチャネルHBA、10Gb Ethernetなどを本体に追加することができなくなっています。また外部とのインターフェースをThunderbolt2™に集約する方針を採っています。
当社ではこの現状に応えるべく、今回ご採用いただいた『Vess R2600fiD』と組み合わせ可能なPROMISE Technology社製SANLInk2:Thunderbolt2-FC 変換ユニットも合わせて提供しています。バリエーションとしてThunderbolt2-RJ45 10GbE/Thunderbolt2-SFP+ 10GbE ユニットもあり、現行Mac製品を中心に、高速の外部ストレージと高速のネットワークI/Fを提供いたします。
(2015/10/9)
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