プログループ(株式会社プロマック/株式会社プロスト/株式会社プロワン)
- 導入いただいた製品
- ご導入前の課題
- ニューテックを選んだ理由
-CloudyII iX、SmartNAS/iX-
プログループについて
プログループは、株式会社プロマック/株式会社プロスト/株式会社プロワンの3社で構成され、企画・編集・デザイン制作、全ての工程をサポートするスペシャリストの共同体です。お客様からのご依頼内容の趣旨や方向性を迅速に理解、伝達を可能にするためのデザイン・DTP専門スタッフを配備し、印刷関連業務においてはあらゆるご依頼に経験と信頼を持って対応されています。より確実に、より「魅せる」ことを信念としたスタッフ一人ひとりの感性で、幅広くそして奥の深いアイデアを提供されています。
導入のきっかけ
CloudyII iXとSmartNAS/iXを導入していただくきっかけを営業推進室の菅野課長は以下のようにお話してくださいました。
「Macクライアントが多いため、Macサーバ(Xserve)にXserve RAIDを接続してファイルサーバとして使用していました。その後、Apple社がストレージ製品の開発をやめてしまい、また保守コストが大幅に上がってしまいました。コスト面もさることながら、それ以上にサポートや安全性の観点から不安を感じずにはいられませんでした。そこで、Xserveの代わりとなるストレージを探していたところ、SIを担当している株式会社アイソトープ・テクノロジーからMacに対応しているニューテックのSupremacyII RAIDの紹介を受け導入したのがきっかけです。その後、SupremacyII RAIDに運用上目立ったトラブルも無く安全性が確認できたことと、弊社独自のバックアップの仕組みによるバックアップ容量の肥大化対策、及びアクセスの分散化を検討し、ニューテックのファイルサーバの増設を決定しました」
今回導入いただいた構成
CloudyII iXに「Work」と「Materials」というそれぞれ4TBの容量のAFPボリュームを作成し、20台のMacクライアントでAFP共有しています。また、「Work」、「Materials」の両ボリュームにSmartNAS/iXへボリュームレプリケーション機能を使って同期バックアップを取得しています。これはハードウェア障害対策です。一方で、バックアップ用 Mac Miniから「Work」のコピーを、iSCSIマウントした同じくCloudyII iX内の「Work Time Machine」へ取ります。「Work Time Machine」は、MacのTime Mchine機能で、同じく「Work_Backup」へスナップショットを作成しています。「エディトリアルの業界では、デザイン修正が頻繁に行われている中で、結果的にクライアントから最初のデザインに戻して欲しいという要望を受けることが多くあります。このスナップショットバックアップを実施しておくことで、こういったクライアントの要望に速やかに答えられる体制を確保することができます。また、いつ発生するかも分からないファイルの破損にも備えられます」(菅野課長)
運用について
製作部の佐倉係長は、Adobe社のInDesignやIllustratorを使い業務をされていますが、今回導入したシステムに対して以下のようにお話してくださいました。
「デジタル系のデータは、その容量が大きくなり数GBになるファイルもざらにあります。そのようなファイルをサーバ上で共有し、直接編集して保存していますが、通常業務に差し障りはなく、パフォーマンスには満足しています。大量のファイルコピーを実行するとそのオーバーヘッドにより業務側が遅くなります。従って、そのようなバッチジョブは業務時間外に実行するなど運用にて回避しています。クライアントはMac OS 10.Xですが、今まで運用してきた中でCloudyII iXに書き込んだファイル名の文字化けは一切ありません」
また、運用面で菅野課長から「過去にタイムマシンデータからファイルを戻したこともあり大変助かりました。レプリケーションボリュームは、障害が発生していないので使用経験がなく、現在のステータスがわかるだけです。ファイルの存在確認ができ、本当にレプリケーションができていることを確認できると良いと思います」とのコメントをいただきました。
レプリケーションボリュームのターゲットは、仕様によりいざという時にしかファイルアクセスできないことと、過去の実績からもステータスがOKであれば問題無い旨ご説明しました。
ニューテックのサポートについて
SupremacyⅡ RAIDは24時間365日の「ゴールドオンサイト保守」、CloudyⅡ iXは平日9:00~17:30対応の「シルバーオンサイト保守」、SmartNAS/iXは平日9:30~17:30対応の「ブロンズオンサイト保守」を契約していただいております。
菅野課長から「過去にSupremacyⅡのHDD障害が発生した際は、深夜に連絡をして早朝対応してもらえました。
CloudyⅡでも先日HDD障害が発生しましたが、イベントログの取得方法がSupremacyⅡ RAIDと異なり、少々戸惑いましたが、無事に処理していただけました」とコメントをいただきました。
いただいたコメントは、カスタマーサポートセンター及び開発部隊にフィードバックいたします。
最後に
当初はCloudyⅡ iXのスナップショットを運用していただく予定でしたが、Macのタイムマシンの方が使い慣れているということで、急遽iSCSIボリュームをMacからマウントしてそのボリュームに対してタイムマシンが走る構成をご提案し、変更させていただきました。変更にあたり、お客様及び株式会社アイソトープ・テクノロジーにもご協力いただき大変感謝しています。
(2013/11/6)