Newtech Replication Suite(NRS)によるストレージ仮想化
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- ご導入前の課題
- ニューテックを選んだ理由
システム運用最適化事例
こちらのお客様は、基幹事業の品質保証を主業務として行っており、その品質保証データを日々蓄積するためにニューテックストレージを従来よりご愛用いただいていました。当該データには画像も多く含まれるため、現状でも約8TBの主データと約3TBの派生データを併せ、合計12TBのボリュームを日々運用されています。今回、システム更新の時期を機に更なるストレージステムの最適化をご検討され、ニューテックNRSによるストレージ仮想化により運用の課題を解決されました。
第一課題は、グリーンIT対策として省スペース化と省電力化に取り組みました。既存システムはストレージ本体だけで2U×6筐体あり、関連機器を含め18Uを占有していました。この構成を最新の高密度ディスクを搭載したSupremacy 3U・1TB×16台構成を採用することにより、実にスペースで37%ダウン・消費電力比で52%ダウンを達成。別途設定でハードディスクのスピンドルモータを停止することも可能です。さらにストレージ台数の削減により、FCスイッチを削減しその分の費用をシステム運用費用へ充当することが実現しました。
第二課題として、バックアップの最適化(確実性)を確保しました。NRSによるストレージ仮想化により、従来のファイルシステム上のファイル単位でのバックアップに対し、NRS配下のストレージはディスクブロック単位の増分バックアップで劇的に効率が向上しますので、毎日約60GBの増分データのバックアップについて、従来のファイルシステム単位では約200ファイルのエラー発生を実に『ゼロ』とすることが可能になりました。
第三課題として、ファイルサーバー部とNRS仮想化ストレージ全体のシステム運用支援体制の確立です。従前、ファイルサーバー部はお客様独自に運用を行っていたため、システム全体の切り分けや日々のソフトウェアアップデート等が柔軟に行えていない部分が課題となっていましたが、今回ニューテックソリューション営業部の総合運用支援窓口をご活用いただくことにより、柔軟な運用支援体制を確保されました。
(2009/4/24)