三友株式会社
画質の向上に伴うデータ量の増大に追従するコストパフォーマンスの高い大容量ストレージ
昨今のテレビ放送の地上デジタル化において、多くの撮影素材がハイビジョン化し、高速で大容量のストレージシステムのニーズは必然と高まっています。撮影機材の技術革新とネットワークの高速化により、1つのファイルで数十GBを扱うことも可能になってまいりました。当社の豊富な経験とSupremacy RAIDの組み合わせにより、多くのお客様にコストパフォーマンスに優れた編集環境をご提供することができました。(2010/10/29)
- 導入いただいた製品
- ハイビジョン映像を取り扱う上で一番必要なのは、ストレージのアクセス速度です。
- ご導入前の課題
- ハイビジョン映像を取り扱う上で一番必要なのは、ストレージのアクセス速度です。
- ニューテックを選んだ理由
- 価格が安く性能の良い製品を求めれば、海外から輸入した数多くの製品を調達することも出来ますが、製品の開発から販売まで国内で行っているという安心感は、システムをお客様に提供する立場からは非常に大事な部分です。
三友株式会社は1953年のテレビ放送開始と同時に創立しました。フィルムカメラの時代からハイビジョン地上波デジタルの今日まで映像の歴史とともに歩み、テープメディアからビデオ制作、コンテンツ制作、情報システム構築、放送車両製作など、お客様の多様なニーズに様々なソリューションを組み合わせ、ワークフローも含めたベストソリューションでお答えいたします。
映像編集シーン
昨今のテレビ放送の地上デジタル化において、多くの撮影素材がハイビジョン化し、高速で大容量のストレージシステムのニーズは必然と高まっています。撮影機材の技術革新とネットワークの高速化により、1つのファイルで数十GBを扱うことも可能になってまいりました。当社の豊富な経験とSupremacy RAIDの組み合わせにより、多くのお客様にコストパフォーマンスに優れた編集環境をご提供することができました。
ハイビジョン映像を取り扱う上で一番必要なのは、ストレージのアクセス速度です。SupremacyⅡ RAIDではシーケンシャルのアクセスで700MB/sを超え容易に非圧縮のハイビジョンのデータを取り扱うことができます。
また、保守メニューも充実しており、導入後も安心してお客様にご利用いただけます。価格が安く性能の良い製品を求めれば、海外から輸入した数多くの製品を調達することも出来ますが、製品の開発から販売まで国内で行っているという安心感は、システムをお客様に提供する立場からは非常に大事な部分です。
放送・送出シーン
PlayMagic:(プレイマジック)*1は、映像・音声を安定送出するプレイアウトサーバーです。コストパフォーマンスに優れており、特にケーブルテレビ局などの公共機関でのサーバー、放送局内での送出機などの様々な用途で使用可能なプレイアウトサーバーです。1Uの筐体に2系統のPlayOutにも対応でき、省スペースながら電源の二重化、SSDのRAID構成も可能で、放送機器には欠かせない安心設計を実現しています。また収録しながらの時差送出にも対応しています。
このPlayMagic(プレイマジック)では送出する映像・音声データは一旦内蔵されたSSDに蓄積されてから再生されますが、元々のデータはネットワーク上にあるストレージサーバーからFTPによる転送を行うことができます。このネットワークサーバに当社でニューテックのSupremacy NASを採用しました。このNASにはネットワーク上のノンリニア編集機より、CIFSで共有したドライブに編集済みのデータを転送するだけで、PlayMagicにより映像送出が可能となります。こちらの場合もPlayMagicの信頼性に見劣りすることの無い製品スペックが求められます。
いくつかの製品を評価検証いたしましたが、やはりここでもSupremacyを選択することとなりました。
映像素材の蓄積シーン
Archiver
テープメディアへの映像収録からメモリーメディアへ急速なファイルベースワークフローへの移行は、皆様お感じのところですね。ファイルベースでのデータの取り扱いは、編集作業の効率化に大きな変化をもたらします。
当社が提供する「Archiver」(アーカイバー)*2により、放送局などでテープメディアに保存されたデジタル化された番組素材を蓄積し、それを簡単に検索・再利用を行うソリューションをご提供します。
映像データのように大きなファイルを高速に検索、再利用をするこのソリューションにはやはりSupremacyシリーズが最適です。長期保存やデータの再利用など、安全かつ大容量のストレージが今まで以上に求められるようになってきました。オンボードやHBA方式の安価なRAIDコントローラでは、RAID装置内のハードディスク単体のマネージメント機能がとても貧弱です。
Supremacyシリーズは独自のRAIDコントローラの機能により、HDDのバットブロックの管理や障害HDDの予測管理など多彩な機能が満載でHDDを長期に有効に安心して利用出来ます。もちろんArchiverの機能ではLTO5等のテープメディアへの移行も簡単に行えます。
バーコードシールを発行して棚管理をすることで、データの管理を物理的に行うなどお客様のワークフローに合わせた提案が可能です。
ハードディスクドライブの容量が上がるにつれて、ディスク障害時のリビルド時間も長くなり、復旧までパフォーマンス低下時間が長くなってきてしまっています。Supremacyシリーズの筐体間ミラーなど完全復旧までの時間短縮についての手法も今後一緒に検証していくつもりです。また、昨今の環境意識の高まりの中、当社もその例外ではありません。消費電力の抑制機能など機能を搭載したSupremacyですが、更なる低消費電力でEcoな製品も今後ニューテック社には期待します。
*1:株式会社アイ・ディー・エクスの製品です。
*2:株式会社インターテックの製品です。
三友株式会社
設立:1953年
資本金:1億円
〒150-0041
東京都渋谷区神南1-8-11
http://www.mitomo.co.jp
(2010/10/29)
- 関連リンク
- SupremacyⅢ RAIDシリーズ