高エネルギー加速器研究機構
計算素粒子物理学の研究に利用されるファイルサーバ
高エネルギー加速器研究機構(KEK)の松古 栄夫 研究機関講師は計算素粒子物理学において格子量子色力学(格子QCD)に関する研究を行っております。 原子核を構成する陽子や中性子はクォークで構成されておりますが、格子QCDシミュレーションにより、クォーク間に働いている力の性質を解明することを目標としております。それを通して、KEKで行っている素粒子実験の予言のために必要な計算ができたり、宇宙初期の非常に高温な状態で何が起きたのかが解明できます。 今回はその研究の中でニューテック製品がどのように使用されているかお話を伺いました。
- 導入いただいた製品
- 特になく、規模感などをニューテックに伝えて容量優先で仕様を決めています。
- ご導入前の課題
- 特になく、規模感などをニューテックに伝えて容量優先で仕様を決めています。
- ニューテックを選んだ理由
- 長い間納入頂いている実績と製品自体が壊れにくく長持ちすることや壊れた時の対応が適切で、ディスクの交換が簡単なことや困ったときに相談に乗ってくれるところに安心感があります。
ご購入いただいた機器はどのような用途で使用しているのでしょうか
主に2つの用途で使用しています。
1つ目は、Japan Lattice Data Grid(JLDG)という格子QCDの為に構築されたデータグリッドが全国7か所の拠点にあるのですが、KEKも拠点の1つであり、そこに定期的にファイルサーバを追加しています。JLDG 構築に向けて準備中の20年ほど前から設置し始め、今まで設置したサーバの2/3はニューテック製品になります。
2つ目は、KEKのローカルなファイルサーバとして使用しており、計算サーバのストレージとして使用したり、JLDGとデータのやりとりをするために使用しています。
JLDGの使用が7割で、こちらの用途は3割程になります。
ニューテックのサーバにパフォーマンスや速度の向上について要望はありますでしょうか
我々の使い方だとパフォーマンスより容量を重視しています。スピードに関しては、ある程度データがキャッシュされるのでそれほど不便は感じていません。
ニューテックに期待すること
これまで通りに良い製品をずっと作っていただいて、容量重視で安定していることを望みます。
インタビューを終えて(担当営業コメント)
弊社を信頼していただいているところをうれしく思い、今後も信頼感を保っていき、少しでもお力になれるよう努力して参ります。