大容量シミュレーションを行う某研究所
とにかく大容量のデータストレージが欲しいからニューテック
ニューテックの製品を学生時代からご愛用いただいているという長いユーザー歴をお持ちの、某研究所K様。毎年増え続けてゆく計算結果データをどのようにアーカイブしているのでしょうか??
- 導入いただいた製品
- 計算結果を保存するための大容量ストレージが必要だった。
- ご導入前の課題
- 計算結果を保存するための大容量ストレージが必要だった。
- ニューテックを選んだ理由
- 大容量のストレージを求めていたので、性能含めたトータルなコストパフォーマンスが高いニューテックを選びました。
サーバ+JBODで構成するワークステーションが研究所のトレンド
CloudyIII-SRV(サーバ)とCloudyⅣ JBODの組み合わせで使用しています。OSはLinuxです。サーバヘッドで計算を行ない、たっぷりのディスクに結果を書き出しています。研究所のセキュリティの方針で、NAS製品の導入を控えるようにとの通達があり、私たちの環境では、Linuxの計算機とSAS/SATAの外付けストレージの組み合わせでワークステーションを構成するのが主流となっています。セキュリティの面でNASが敬遠される理由は、ファイル共有に特化したNAS OSでは、アクセスや接続機器を細かく制限できない、という部分にあります。こちらの計算機ではNFSでかなり細かくアクセス制限をかけて運用しています。ディスクが足りなくなったらJBODを増設して補強していきます。2019年に導入したこのサーバヘッドは、今も現役で活躍しています。
SAS接続の高速外付けストレージJBOX-Pro
2017年に導入したJBOX-Proは、SASで直結アクセスの速い外付けストレージですが、今も現役で稼働中です。サーバルームではなく研究室に置けるというところが手軽なのですが、やはり温度湿度管理が万全でない場所での使用が影響したのか、RAIDカードだけが壊れるという障害を経験しています。RAIDカードが故障すると、まずホストからデータボリュームへのアクセスが出来なくなりますので、データが失われてしまったのと同じ状態になります。しかしその時対応してくれたSEさんの姿勢は、まず第一にデータを保護して救出することを最優先するもので、SEさんの正しい手続きによって、無事データアクセスが回復しました。ニューテックのSEさんは親身でとても頼もしい存在です。
毎年出力される計算データはおよそ50TB
直近では、2024年2月に導入したCloudyIV JBOD (20TB x 12本 / 2U)。こちらは既存の4U大容量サーバ(2019年納入)に接続し、計算データを書き出しています。1年間に出力されるデータ量は、だいたい50TB弱くらい。この量は毎年増加していきます。年間の出力データ量が増加の一途を辿る理由は、ホストコンピュータの性能が上がるから。ホストの性能が上がることで、より多くの計算/シミュレーションを同時に行えるようになるからです。その結果、成果物が大きくなる/増加するのは、当然の結果ですね。このJBODもいっぱいになったらまた新しくJBODを買い足してゆく、という計画です。
ニューテックに期待することはありますか?
そもそもニューテックとの出会いは学生時代に遡り、当時も外付けのディスクストレージを探していて、もう一社別のストレージメーカーと比較した際、価格が安価であったことでニューテックを選びました。ニューテック製品は安くても稼働は安定しており、使用に問題はないため、そこからずっと選択肢の中にニューテックがあります。
観測データ採取のタイミングはただ1回限りです。だからこそ観測データは大変貴重で、データロストしない製品にアーカイブしたいのです。ですので、ニューテックにはデータ保護に強い製品やサービスを期待しています。
また、ハードが無くてもちょっと計算機を動かしたい、というニーズに、クラウドという選択肢も視野にあるため、クラウドサービスの展開にも期待したいと思います。
インタビューを終えて(ニューテックコメント)
非常に長い間ニューテック製品を使用して頂いている点について
研究の第一線でお使いいただき、感謝の念に堪えません。ご期待に添えるよう、日々企業努力を重ねてまいります。
今後、某研究所様とどのような関係性を構築していきたいか
長年の信頼に答え、引き続きご期待に沿えるように尽力致します。
ご期待に応えるために何をしますか?
引き続き、安定して稼働できる製品をなるべく安価にご使用いただけるように努めます。また、クラウドサービスに関してはニューテックの持ち味を活かし、お気軽に安心してご利用頂けるようなサービスを実現すべく活動してまいります。