ディスクインターフェースのシリアル化について
シリアルインターフェースSCSI規格について
パラレルインターフェースであるATAは133MB/s(Ultra ATA/133)、SCSIは320MB/s(Ultra320 SCSI)のレベルにまで達していますが、更なる高速化が限界であると言われ、ディスクインターフェースは確実にシリアルインターフェース採用に移行しています。主なインターフェース規格を紹介します。(2004年掲載)
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パラレルインターフェースであるATAは133MB/s(Ultra ATA/133)、SCSIは320MB/s(Ultra320 SCSI)のレベルにまで達していますが、①各パラレル信号線間のクロストーク(干渉)の問題、②各パラレル信号線間のスキュー(遅延時間のズレ)の問題、これらの理由により更なる高速化が限界であると言われています。また、高速化要求への対応として、ディスクインターフェースは確実にシリアルインターフェース採用に移行しています。主なインターフェース規格を紹介します。
SCSI規格
規格名 | 最大転送速度 | データ幅 | 最大接続長 | 最大接続台数 | 備考 |
LVD | |||||
Ultra2 SCSI SCSI-3 (Fast-40) |
80MB/s | 16bit | 12m | 16台 | |
25m | 2台 | Point to Point接続の場合 | |||
Ultra160 SCSI SCSI-3 (Fast-80) |
160MB/s | 12m | 16台 | ||
25m | 2台 | Point to Point接続の場合 | |||
Ultra320 SCSI SCSI-3 (Fast-160) |
320MB/s | 12m | 16台 | ||
25m | 2台 | Point to Point接続の場合 |
Serial Attached SCSI(SAS)規格
規格名 | 最大転送速度 | データ幅 | 最大接続長 | 最大接続台数 | 備考 |
Point to Point接続 | |||||
SAS 3Gb/s SCSI | 300MB/s | 1bit(Serial) | 6m | 16000台/ドメイン | イニシエータを含まない |
Fibra Channel(FC)規格
規格名 | 最大転送速度 | データ幅 | 最大接続長 | 最大接続台数 | 備考 | ||
銅線(※) | 50μm MMF | 9μm SMF | |||||
1GFC | 100MB/s | 1bit(Serial) | 30m | 500m | 10km | 126台/ループ | (※)シールド付きツイストペアケーブル (注)126台接続には、FCHUBが必要です。 (出典)ファイバチャネル技術解説書(論創社) |
2GFC | 200MB/s | – | 300m | ||||
4GFC | 400MB/s | – | 150m |
Serial ATA(SATA)規格
規格名 | 最大転送速度 | データ幅 | 最大接続長 | 最大接続台数 | 備考 | |
内部接続 | 外部接続 | |||||
SATA 1.5G Serial ATA 1.0a |
150MB/s | 1bit(Serial) | 1m | 2m | 1台/ポート |
SAS/SATAインターフェースの高速化動向
各ケーブル(外部接続用)
SASケーブル(4Lane Link Cable)
SASコネクタ(ホストマシン[HBA]、SAS製品)
(2004年6月掲載)